微動探査 Be-Do
地震を中心とした交通振動や工事振動などの揺れ(振動)から皆さんの生活を守ります。
家屋の微動探査
家屋の微動探査とは、今までは住宅の耐震性は書類上で計算された数値でしか判断できなかったものを、微動計を用いて耐震性能の根拠となる実測値を得ることのできる画期的な調査方法です。
新築
新築では、設計通りの耐震性能が確保された設計になっているかの「確認」の意味合いで実施します。施工中に行い、計画通りの耐震性能であることを確認し、施工後から引渡し前までにもう一度行うことが望ましいです。
既存住宅
既存住宅では、現状の耐震性能について調査で確認します。耐震補強設計及び施工後、引渡しまでの間に調査を行うことで補強後の耐震化を確認することができます。
地盤の微動探査
地盤の微動探査とは、地震が発生した際に、その土地の地盤がどのように揺れるのかを事前に調べる調査方法です。
従来の調査方法と微動探査による調査方法は下図の通りです。
地盤の微動探査からわかること
①地震時の地盤の揺れやすさ(表層地盤増幅率)
・軟らかい地盤:揺れが大きく増幅され、被害が大きくなる傾向がある。
・硬い地盤:揺れが減衰し、被害が小さくなる傾向があります。
・盛土:自然の地盤よりも揺れやすく、被害が大きくなる傾向があります。
②地盤の卓越周期
地盤にはそれぞれ固有の揺れやすい周期(卓越周期)があり、建物の揺れやすい周期(固有周期)と一致すると、共振現象が起こり、建物の被害が大きくなります。
・卓越周期:地盤が最も強く揺れる周期
・固有周期:建物自体が最も強く揺れる周期
・共振:卓越周期と固有周期が一致し、揺れが大幅に増幅される現象
地盤の微動探査を行うことで、地中の硬さがわかったり、地震時の揺れやすさや地盤の構造を詳しく把握することが可能になります。
上記内容にご興味のある方は
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