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【SHINHORI REGULAR BLOG  #002】

2024.08.23ブログ

【地震から家族を守る】

私は、42年間、住宅関連に従事して、さまざまな心苦しい経験も積んできました。

1995年、兵庫県南部地震が発生しました。その当時、大阪のマンションに納材していました私は、新幹線が新大阪まで復旧すると、複数の現場確認に向かいました。マンションでもユニットバスの脚が折れるほどの衝撃を受けていました。5メートルの道路を挟んで、片側は軒並み全壊、片側は半壊までしかしていない街並みをよくみました。当時、「地震の道がある」と感じられました。行きかう人々も、街並みも終戦直後の写真のようで、ショックでカメラを取り出すこともできませんでした。水道も出ない中で、「生きられたから、人々が安らげる場所に」と喫茶店を開けていた老夫婦の姿が忘れられません。

2007年、新潟県中越沖地震が発生しました。震源地に近い長岡市に住んでいました。ベッドから転がり落ちるほどの揺れを感じました。会社の倉庫を確認すると、商品がわずかにずれている程度でしたが、30キロ離れた柏崎市では、被害が一変していました。お客様の倉庫も散乱し、商売の継続が難しいほどの被害でした。何日もかけて共に片付け、その後、立派に再建されております。

2011年 東日本大震災新潟県の車中で電話をしていましたが、車は上下左右に大きく揺れる、目の前の電柱も左右に大きく揺れ、何が起きているのかわからない状況でした。トラックに緊急物資を積み込み、車両証明をもらい、同僚のもとに駆け付けました。判断が素早く、津波から逃げきれた同僚は、皆が家族だけは、安心できるところに移動させたいと切望されました。新潟県でも本震発生後は、携帯の緊急地震速報が鳴りやまず、眠れない夜が続きました。

以上が大地震での私の体験談です。

当社では、お客様の家族の健康と命を守れる住まいづくりに真摯に取り組んでおります。

京都大学の中川准教授が開発されたウォールスタット(倒壊解析シミュレーション)もその一つです。取り組み始めて5年余りになりますが、検証物件を積み重ねることにより、精度も上がり、改善提案も確立してきております。地震は逃れられない自然災害です。一人でも多くの人が、ご家族とともに、より安全なお住まいで暮らしていただきたい。住宅産業にかかわる会社としての使命と考えております。

 

地震から家族を守る(イメージ)

形状だけでなく、色の変化でも損傷度合がわかります

  A.KITAMURA

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